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アラクネ Arachne >>関連項目一覧


ヘレネス(ギリシャ)神話にでてくるリュディアの若い娘。機織の腕前に自信があり、ある時、女神アテナに腕比べの競技を申し入れた。

神々の醜聞を題材にした織物の見事さに、見物したいた人々は、機織のつむの発明者であるアテナにも勝つだろう、と考えた。

しかしアテナは巨大なつむを手に丘の上に立ち、日没の夕焼け雲、星が光始める青と銀色の光を織り糸に、世界の創造の場面を織った。 さらに天空をよぎって星をちりばめた。あまりの美しさに見物人たちは跪いて拝んだ。

アラクネは自分の敗北に恐怖して自殺してしまった。アテナは彼女を憐れんで、その姿を糸を紡ぐ蜘蛛に変えたという。

小惑星アラクネはこの神話から名づけられた。
現代ではこの神話をモチーフにファンタジー系のゲームではアルケニーという女性と蜘蛛の合成された魔物がでてくることがあるようだ。
余談だが、蜘蛛恐怖症をアラクノフォビア(アラクネ蜘蛛+フォボス恐怖)という。

 
関連項目一覧
ヘレネス(ギリシャ) 【文化地域項目】
アテーナー 【ヘレネス(ギリシャ):女神】

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