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ヘルベティア (ヘルヴェティア,ヘルベチア) Helvetia >>関連項目一覧
スイスを象徴する女神。17世紀頃からみられたようだ。「ヘルベティア」は古代ローマ時代のスイス地域の名称。ラテン語での国名。公用語(国語)が4つ
(ドイツ語,フランス語,イタリア語,ロマンシュ語)あるスイスでは、切手などに
この国号を共通使用している(「スイス」だとSuisse, Schweiz, Svizzera, Svizraと別々の表記になるため)。
スイスフランのコインにも図像が描かれている。ほことたてを持った姿は軍事力や勝利をあらわすらしい。ブリタニア女神の例もあるが、ヨーロッパでは17-18世紀頃に、なのか、このような国の象徴、擬人化的な女神がみられる。
ラテン語Helvetiusは、ヘルベティア人のことで、古代ガリアにいたケルト系の人々、一支族。 紀元前BC1世紀初頭、南ドイツの原住地からスイス中部に移動し、同世紀の中葉には、 さらにローヌ川河口地域に移ろうとした。しかし カエサルの指揮するローマ軍に阻止された。
BC15年、居住地域がローマ領に編入された、急速にローマ化。 3世紀中期以降、ゲルマン系のアラマン人の圧迫が強まったが、5世紀中ごろには、逆にその居住地域を広げた等記録されている。
参考資料
・大辞泉 (JapanKnowledge)
・日本大百科全書 (小学館)
関連項目一覧
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