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ペンデュラム pendulum >>関連項目一覧


ペンデュラムは「魔法の振り子」などとも訳される。 主にダウジングに用いられる鎖の先に水晶などを吊るしたペンダントのようなもの。 近代ラテン語で、意味は「吊り下げる(もの)」。 ペンダントもほぼ同じ語義である。

イギリスなどには古くからダウザーと呼ばれる者が「ダウジング・ロッド(占い棒)」で井戸を掘るための場所、水脈を 探し当てるようなことをしている。
伝統的な棒を使わず、ペンデュラム、振り子の揺れによって探しものをする者もいる。腕の長さほどの糸、鎖に 錘(1本の鍵でもなんでもよい)をつける。

振り子は人間が揺らすのではなくひとりでに揺れるのだという。水脈の上にくると揺れる。 または妊婦のお腹の上で、揺れる方向で産まれる子供の性別や性格をあてるとか、ある被疑者が有罪か無罪か決める とか、魔法の振り子は隠された事実をあばいてくれるという。

しかしながら、テーブルターニング、ウィジャ盤、コックリさんなどの占いといか心霊、交霊・降霊儀式的な行為は、 電磁気現象発見のファラデーほか何人かの科学者が「筋肉の無意識運動」等として説明している。 ダウジングも同種のものとされる(脳に感知されない腕の筋肉の動き)。 人が手に持たなくても同じ現象がおきるということは無いようであるw
水脈当ての方は、ダウジングしなくても水脈にあたる率がほとんど変わらないというので、 実は出るとこまで掘ればでるだけらしい。ひょっとすると人間は労力をかける作業には「必ずでる」という言葉 がないと取り掛かりにくいのかもしれない。



日本では『遊戯王ARC V(アークファイブ)』に登場した「ペンデュラム召喚」で知られる。 また『シャーマンキング』に登場する英国人リゼルグ・ダイゼルの 技「ホーミング・ペンデュラム」がある。

参考資料
ハインズ博士「超科学」をきる―真の科学とニセの科学をわけるもの
・ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY

 
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