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テラ マーテル Terra Mater, テルース Tellus >>関連項目一覧


テラ。テラ・マーテル。古代ローマの女神。テルース Tellusとも。
大地の女神。大地母神Great Mother of the Gods。 結婚、豊穣の女神で、キュベレやデメテル、またはギリシャのガイア女神と同一視されたという。 対になる女神に月の女神セレネがいる。

エスクイリヌスの丘Esquiline Hillの神殿は紀元前BC268年にはあったようだ。
この女神のための神官はいなかったようだが、豊穣と収穫の祭りFordicidia と Sementivae祭で讃えられた。 この祭りは豊穣の女神ケレスの祭りと前後して行われたようだ。

「テラ」は比喩的に大地、地球のこともいう。テラコッタの語(terracotta焼いた土)にみられるように、ラテン語で「土」の意味。
また元素テルルは周期表上でもセレンと縦位置で隣接し、両女神をあらわす言葉が語源となることをしめしている。



余談だが日本では「地球(テラ)へ…」というアニメ、コミック作品において、テラ=地球という意味をしった人が多い。
テラカワユスとかいうのは単位の方のテラteraである。

参考資料
・Encyclopedia Britannica 2008
・ランダムハウス英和大辞典大辞泉 (JapanKnowledge)
・eプログレッシブ英和中辞典 (JapanKnowledge)


 
関連項目一覧
ローマ 【文化地域項目】
女神 【大項目】
キュベレー(キュベレイ) 【プリュギア:女神】
ケレス 【ローマ:女神】
デメテル 【ヘレネス(ギリシャ):女神】
ガイア 【ヘレネス(ギリシャ):女神】
ヘレネス(ギリシャ) 【文化地域項目】

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