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百八煩悩 ヒャクハチボンノウ >>関連項目一覧


仏教の考え方。一切の人間、衆生がもっている煩悩の数。煩悩とは衆生を煩わし悩ませる様々な精神的なもののこと。

六根(ろっこん 眼・耳・鼻・舌・身・意)の 各々(おのおの)に好・悪・平の三つがあって十八煩悩。 これに浄と染があって三十六煩悩となる。
または六根に好・悪・平、と苦・楽・捨の三受で三十六煩悩とも。

この三十六煩悩に現在・過去・未来の三世を配して百八煩悩となる。

また別の数え方では九十八結(三界の見惑八十八と修惑十)と十纏(じってん 無慙・無愧・嫉・慳・睡・眠・悼・瞋・戯・覆罪) で百八煩悩とするとも。

日本では一年の最後の日、大晦日に「除夜の鐘」を108回突くが、それはこの百八煩悩からきているとも。また数珠の玉の数もやはり煩悩の数から108になっているという。

 
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