幻想世界神話辞典 〜
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ガンガー Gangā >>関連項目一覧. _ Ganga インド神話、ガンガー川(ガンジス河Ganges 恒河)の精を神格化した女神。ガンガーはヒンドゥー語。 ヒンドゥー教の河川崇拝において、ガンジス川流域にはベナレス(ワーラーナシ)のほか多くの聖地がある。 ヒンズー教徒はガンジス川の水で沐浴斎戒すると罪から免れ、死したのちにその灰や骨を流す者は天国、極楽に昇ると信じ、 多くの神話や伝説が伝えられてきた。 「ラーマーヤナ」において、バギーラタ王が父祖の霊を慰めるために激しい苦行に身を挺したので、 シヴァ神がそれに喜び、天上に流れていたこの神々の川を自分の弁髪に落下させて地上にもたらし、 さらに海に注ぐようにしたという。 また、ヒマラヤを源流とするので、この女神は雪山の長女ともいわれる。 シヴァの精液を預かってカルティッケーヤ神の誕生に関わっている。 ガンジス河はインド北部の大河でヒマラヤからヒンドスタン平原を東流、下流で大三角州を形成、 バングラデシュでベンガル湾に注いでいる。長さ2510km。 流域は米・ジュートの大産地。 ガンジス川流域には年間100万以上の巡礼者が訪れるワーラーナシや、ほかに ハルドワル、プラヤ、カシ、カリガート、アラハバードなど、ヒンドゥー教の聖地が数多くある。 ガガガガガーンと大きな力のありそうな女神である。 参考資料 ・日本大百科全書(執筆者:原 實,成瀬敏郎 小学館) ・大辞泉(JapanKnowledge) 関連項目一覧
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