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メリュジーヌ Melusine >>関連項目一覧フランス、ポワトゥー地方中心の民間伝承にでてくる半人半蛇の女性の魔物。 子孫を支配し魔術を司るケルトの古代の女神に対応しているらしい。 富をもたらし、建物を建てる。 実在のリュジニャン家の始祖譚の様相をもつ。 母は妖精モルガンの姉妹、泉の守護妖精プレッシーナ。父はアルバニア(スコットランド)王エリナス。 夫となったものや、人間に対して禁忌があり、毎週土曜日、下半身が蛇の姿にもどる姿をみられてはならない。 姿を見られると立ち去らねばならないが、ヴイーヴルvouivre、ギーブルguivreとよばれる大蛇の姿で再び姿を見せるという。 14世紀末〜15世紀初めジャン・ダラス、クードレットによってリュジニヤン家の始祖にしたてられ、物語が作られた。 1393年、散文「メリュジーヌ物語」をジャン・ダラスが、1401年以降、 クードレットは「メリュジーヌ物語あるいはリュジニャン一族の物語」を領主に命じられ著述。 上記の物語では領主の妻となったメリジューヌが、蛇の姿を夫に見られてしまう。 それだけなら人間としての生活をたもてたが、夫がそれを人に話してしまったので、翼のある、 下半身が蛇の姿となり飛び去ってしまった。 夫との間に優れた資質の子、一つ目などの異形の子供たちをもうけた。 参考資料 ・ 世界の妖精・妖怪事典 (シリーズ・ファンタジー百科) ・ 妖精メリュジーヌ伝説 (現代教養文庫) 他 関連項目一覧
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