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ナーガラージャ nagaraja (竜王) >>関連項目一覧


インド神話。ナーガは蛇形の精霊、神。ラージャは王の意。この場合の蛇はコブラのこと。

ナーガラージャは雨を自由自在に降らせ川、湖、海をまもっているという。稲妻によって火災が おこらないように注意している。春には天に昇り冬には大地深く潜んでいるという。 ナーガの住む地下世界はパーターラという。

ヴェーダ神話の中にもアナンタなどいくつか出てくるが、仏法では八大竜王とされる。 ナンダ、ウパナンダ、サーガラ、ヴァースキ、タクシャカ、アナヴァタプタ、マナスヴィン、ウトパラカ、 あるいは他にムチリンダなどが出てくる。

この竜の王という考え方は仏教とともに中国に入り、独特の四海竜王が作られたとも。

またインドネシアでもヒンドゥー教との習合からナーガラージャがみられる。

 
関連項目一覧
アンタボガ 【インドネシア:ドラゴン、竜】
インド 【文化地域項目】
ドラゴン、竜 【大項目】
アナンタ 【インド、ヒンドゥー:蛇神、竜王、ドラゴン】
ムチリンダ 【インド、仏教:蛇神、ドラゴン、竜】
ヴァースキ 【インド、ヒンドゥー:蛇神、ドラゴン、竜】

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