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オニャンコポン Onyankopon ●関連項目一覧●

アフリカ西部、アシャンティ民族の神話の創造神、天空神。名前は「偉大な者」の意。ポレポレ(万物の創造者)として世界に満ちている様々な霊たち全てをつくったという。

オニャンコポンには別名で、オトゥムフー(強力な者)、オトマンコマ(永遠の者)、アナンセ・コクロコ(偉大な賢い蜘蛛)、オニャンコポン・クワメ(土曜部に現れる偉大な者)などがある。

神話では、オニャンコポンは昔は人間の近くに住んでいたが、ある老女が主食のヤムイモを叩いていた時、長いすりこぎ棒をオニャンコポンにぶつけてしまったため、天空の頂上に住むことにした。

老女はたくさんの子供たちモルタルを集めさせ、積み上げて神のもとへ届かせようとした。高く積みあがり、あと少しで届くというところで、老女は一番下のモルタルを一番上に積むように言ったため、モルタルの山は崩れ落ち、落ちてきたモルタルで多くの人が死んだ。

オニャンコポンは決して人間を見捨てたわけではなく、人間から名誉をうけるため、そのお返しに人間に恩恵を与えるため、オニャンコポンの子供たちである川と海を人間に贈ったという。

 
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