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ロンギヌスの槍 The Lance of Longinus,The Spear of Longinus >>関連項目一覧


キリスト教の伝承、神秘主義の伝承にみられる槍。運命の槍、聖槍(The Holy Spear,The Holy Lance)とも。ロンギヌスとは「槍を手にする者」の意。

キリストが死んだ時、十字架に磔にされ、百人長カシウスによって、特定の肋骨の間に槍が差し入れられた。 死体の場合、この部位を刺しても血が出ないことを利用して死亡確認をするのだが、その時血が流れ「死後の流血」の奇跡をしめしたのだという。

カシウスは、突いたとき流れた血が目について、ほとんど失明状態の彼の視力が回復したという。

キリストの血により聖遺物となった槍だが、それ以前にもいわくがあり、カインの血をひく鍛冶トバル・カインがたまたま手に入れた隕鉄より鍛えられた槍でもある。隕鉄でできているため、通常の鉄より硬く、錆びたり刃こぼれしたりしなかったという。

アーサー王伝説で、アーサーの娘、戦士であるメローラが、ロンギヌスの槍を手に入れようとした。
「聖杯の行列」の際に運ばれる。



余談だが日本のアニメ作品「エヴァンゲリオン」に同名の槍が出てくる。

 
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