幻想世界小辞典 〜
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ガウェインの聖杯探索 ●関連項目一覧● (ケルト:ブリテン:アーサー王伝説) 聖杯探索の時、ガラハッドが白い楯を手に入れた修道院で僧侶に話を聞き、「彼を探して冒険をともにしよう」というと「あの方とは行動を共にできないでしょう。あの方は天の恵みがあるがあなたは罪が深い。」自分に資格がないことを知る。罪を償う方法を聞くと僧侶は苦行をすべきだというが「冒険が仕事の我々騎士はいつも苦しい事、悲しいことにあっているから必要ない」と言うと僧侶は口を閉ざす。更に旅を続けエクター卿に会い、幾月も冒険に恵まれないことを嘆く。 ある時荒れた礼拝堂に泊まった時不思議な夢を見て、夢解きのため山の隠者の庵を訪ねる途中で円卓の騎士ユーウィンとそれとは知らずに戦い、重傷を負わせ殺してしまう。手厚く葬った後、隠者に夢の意味を聞くと「牧場の150頭の牛は円卓の騎士、殆ど黒牛なのは罪に穢れた者で、2頭の白牛は純潔無垢のガラハッドとパーシヴァル。黒斑の白牛はボース。もっと良い牧場を探そうと出たり戻ったりしている黒牛は罪の懺悔を行わず聖杯探求に行く騎士で、謙遜と忍耐の牧場に入れず荒地に行くがそれは死を意味する」と。
冒険にあわない理由を尋ねると「聖杯は罪ある人の前には現れないため」と。人を斬る罪を犯した騎士たちは聖杯を見る資格がないとも。ラーンスロットが罪を犯しながらも旅の途中で罪を悔い苦行を行い、人も傷つけていないので彼なりに目的を達することができる等、話を聞き、ガウェインは旅の間も罪を犯している自分に、旅は無駄だと見限って帰った。
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