幻想世界神話辞典 〜
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アキレウス Αχιλλευs (英語:アキレスAchilleus) >>関連項目一覧アキレスとも。ヘレネス(ギリシャ)神話の英雄。英雄ペレウスと海の女神テティスの子。ゼウスのひ孫にあたる。 母テティスによって冥界の河ステュクスに浸され、母の手の指がつかんでいた踵の部分以外は、皮膚がどんな鎧よりも丈夫になり、 人間の武器では傷つけられなくなった。 その後テティスは海に帰ったので、ペレウスはアキレウスを知人のケンタウロス、ケイロンに預けた。 そして、ライオン、猪の内臓、熊の髄で育てられた。6歳から狩りを教わり、また医術、竪琴も学んだ。 容姿は、金髪、碧眼、薄い唇の美男子で、剣、槍、弓矢の腕にも優れ、さらに素手であっても、どんな敵にも勝てたという。 また、「足の速い」アキレウスとも呼ばれ、父から譲り受けた馬、バリオスとクサントスを除いて、どんな馬よりも速く走れた。 また海の女神の子であるので、川の神スカマンドロスに洪水で襲われた時も、溺れることがなかったという。 あるいはヘパイストスの火によって護られたのだともいう。このように神々の守護を受けていた。 トロイア戦争の時、アガメムノーン王がアキレウスの妻プリセイスを連れ去ろうとしたことで戦場から去ってしまう。 その後苦戦したアテネ軍からアキレウスに謝罪と参戦を請う使者が来て、最終的には戦線に復帰し敵の英雄ヘクトールを倒す。 女神エオスの息子メムノンを殺し、トロイア軍を城市まで押し戻しスカイアイ門から入ったところで アポロン神により狙いを定められたパリスのはなった矢に弱点の踵を射られ、さらに次の矢を胸に受けて戦死した。 人体中最大の腱である「アキレス腱」はこの物語に由来して名づけられた。また、相手の弱点をつく意味でも使われる。 関連項目一覧
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