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アングラ・マインユ Angra Mainyu アンラ・マンユ Anra Mainyu >>関連項目一覧パフラヴィー語でアフリマン(アーリマン)とも。敵意ある精霊、破壊霊の意。 イラン、ザラドゥシュト(ゾロアスター)教の伝承における悪魔的存在。善なる者、神の敵対者。 アフラ・マズダーや善霊スプンタ・マンユと敵対する者で、勢力の配下に悪魔ダエーワ(後期テキストでは男性)、 ドゥルグ(女性)などがおり、動物、昆虫、人間、怪物であらわされるという。この悪の被造物の代表的なものが悪竜アジ・ダハーカである。 アングラ・マインユにとって、罪、病気、卑劣な行為、衰退、死が世界破壊のための武器なのだという。 また太古の雄牛ゲウシュ・ウルヴァンを殺したとも言う。 ササン朝(226-651年頃)の時代には、アンラ・マンユとアフラ・マズダが唯一神的なズルワーン・アラカナ(無限の時)の産んだ双子であるという伝承になった。最初に生まれた者を王にする、ということからアンラ・マンユは子宮を蹴破って生まれてきたという。 関連項目一覧
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