幻想世界神話辞典 〜
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アポロン Απóλλων 英語Apollon >>関連項目一覧アポルローンとも。またポイペーの孫なのでポイボス・アポローンとも。ヘレネス(ギリシャ)神話の太陽神。 ゼウスとレトの子。双子の妹(姉)に 月の女神アルテミスがいる。 ポイボス(輝くもの)・アポロン、楽人の王、神託の王、黄金の弓の支配者、と多くの名前で呼ばれる。 ギリシアの人々の理想に最も近く、永遠の若さを持ち、戦いに強く、暖かい心と冷静な頭脳の持ち主。 ヘリオス(太陽)とも呼ばれるようだが、アポロンの方が星としての太陽を超えた存在、イメージのようだ。 毎朝、東の宮殿で目覚め、火のように鬣(たてがみ)を輝かせる馬たちに手綱をつけ、黄金の太陽の馬車を駆る。 この太陽の二輪車については太陽神の息子、少年パエトーンの失敗の物語がある。(パエトーン参照) アポロンは黄金の弓でパルナッソス山の大蛇ピュトンを退治した。ピュトンはレトに嫉妬したヘラが彼女に差し向け地の果てまで追いまわし苦しめたが、アポロンに自分の洞窟であるデルポイの洞窟の奥まで追い込まれ黄金の矢で撃たれた。 アポロン自身にも医神の神格があるが、それが分化したような息子の医神アスクレピオスがいた。 死者を甦らせるほどだったが、そのことでゼウスの怒りをかい電光で殺された。アポロンはその復讐で電光の作り手キュクロプスを殺したという。 またアポロンの異名で、医神としてパイエーオーンと呼ばれることもあった。神々が傷ついた時、治療する神 であるとホメロスがいっている。 余談だが、アポロ計画、アポロ11号のアポロはこのアポロン神に由来する。 関連項目一覧
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