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マンパシクジョク 万波息笛 萬波息笛 만파식적 >>関連項目一覧


朝鮮、韓国・朝鮮半島の伝承の宝物。 新羅第三十一代神文王(在位681-992)が死後、海龍となり倭人から国を護る父、文武王(在位661-681)が使わした龍から 宝物、黒玉帯を受け取った時、不思議を成していた山の竹について、その竹で笛を作り吹けば天下が難なく治まると教わった。
その通りに笛を作り、吹くと、攻め寄せる敵は退き、猛威を振るう疫病が治り、日照り続きの空から雨が降り、長雨の時には晴れ、 風は止み、波はおのずから静まった、という。

神文王の子、孝昭王(在位692-702)の時、一度行方がわからなくなったがまた見つかり 「万万波波息笛」と名を改めた。その時、天空の彗星が消えたという。その後玉帯と笛がいつまで伝わったかはわからない。

参考文献・出典
・韓国の神話伝説(黄シ貝江*:著 宋貴英:訳 東方書店)(*ペ-さんずいに貝)
・三国遺事 巻ニ・三
・続東文選 巻五


 
関連項目一覧
韓国朝鮮 【文化地域項目】
コクギョクタイ(黒玉帯) 【韓国朝鮮:宝物、竜】

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