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ムンム >>関連項目一覧


バビロニアの神話、エヌマ・エリシュで、創世時、原初の神々、三神のひとり。 ムンムの名は「生命力」の意味。ムンム神には「執事、助言者」と訳される名称がついている。 原初はアプスー、ムンム、ティアマトだけがいた。
アプスー(男親、淡水)、ティアマト(すべてを産んだ女親、塩水)がひとつに交わり次の世代の神々が生まれた。

3神のあとに生まれた神々の騒乱、バカ騒ぎでティアマトが休まらず 不眠であることで悩むアプスーにムンムは助言した。

三神の企てをしった神々はエアの呪法で守られ、エアは呪文でアプスーを眠らせ 冠、衣をはぎとり自分の身にまといアプスーを殺しムンムを閉じ込めた。

またマルドク(マルドゥク)に50の名が与えられたときの34番目の名として挙げられた。
「(かれは)ムンム。天と地の創造者。引き離された者の調停者」

 
関連項目一覧
バビロニア 【文化地域項目】
アプスー 【バビロニア:神:原初の神、深淵】
ティアマト 【バビロニア:女神:原初の神】
マルドゥク 【バビロニア:主神】
エヌマ・エリシュ 【アッカド、バビロニア:文書、物語】

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