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ナユタ 那由他、那由多、那由佗、那庾多(なゆた) >>関連項目一覧


インド、仏教の伝承、数の単位。サンスクリット語ナユタnayuta。古代インドの数量の単位で一千億、またはきわめて大きな数。 中国、日本には仏教とともに伝わったようだ。仏典の中で「百千万億那由他阿僧祇劫」など極めて長い時間を表す表現ででてくる。 また仏典では溝・兆・百万などと訳すこともあるようだ。

江戸時代の数学書「塵劫記」では版で違うようだが10の60乗(1060)、10の72乗(1072)とされる。

阿庾多(あゆたayuta)の百倍の数ともいう。万億、千億、数千万とも。華厳経巻四十五に「一百洛叉(らくしゃ)を一倶胝(くてい)と為し、倶胝の倶胝 を一阿庾多と為し、阿庾多の阿庾多を一那由佗と為す」と阿庾多の2乗であるとする。

 
関連項目一覧
仏教 【文化地域項目】
インド 【文化地域項目】
日本 【文化地域項目】
セツナ(刹那) 【インド、仏教:数の単位】

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