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ホウジョウトキムネ 北条時宗 ほうじょうときむね >>関連項目一覧


日本の歴史上の人物(生没1251-1284)。鎌倉幕府の実質的最高権力者、第8代執権(在職1268-1284)。 第7代執権時頼の正室の子。長男。通称、相模太郎。幼名は正寿丸。

時宗の産まれる際には異例に様々に安産の祈祷などがされた。 5月14日に産まれたが、その年の1月21日、泰山府君祭(たいざんぷくんのまつり)が百日間行われた。 3月14日には時頼館に信濃国から早馬がきて
「先日、諏訪大明神の社頭の諏訪湖に、大島ならびに多数の唐船ら出現し、片時の間に消え去りおわんぬ」
という怪異伝えた。これが将来の元寇を暗示したと考えることもあるようだ。

また、父の時頼が帰依していた法印隆弁(りゅうべん)が産まれる日と予言した日には 陰陽師、験者などが呼ばれ安産を祈祷したが中々産まれず、隆弁が祈祷すると産まれたという。

元の隷属勧告、侵略という難局に強硬策をとり、元寇(文永・弘安の役)では徹底抗戦した。一部九州で陸上戦もあったが、 2度とも暴風雨で元軍(実質は朝鮮半島の兵)が戦力の大半を失ったため、侵略の危機を回避できた。この暴風雨は神風と呼ばれる。
時宗以後49年で8人の執権がでたが元弘3年(1333)、鎌倉幕府は滅亡した。

 
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