幻想世界神話辞典 〜
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アスモデウス Asmodeus、アシュマダイ Asmodai >>関連項目一覧またはアスモデウスAsmodeusとも。シュドナイSydonayという異称も。ソロモンの72柱/霊/悪魔の一人であり、 エノクのデーモンでもある。デーモン学の中で重要なデビル(デヴィル)。 名前はアエシュマという語に由来するという。ユダヤ教の文献「タルムード」ではアスモデウスは スケディム(Schedim ヘブライ伝承でデーモンをあらわす一般名称)の王に与えられた名であるという。 堕天する前に熾天使の君主の一人。 ドラゴンに乗り3つの頭をもつ王の姿で現れる。 3つの頭は牡牛の頭、人間、いささか牡牛に似た頭。 民間のデーモン学では算術から不可視の術まで様々教えてくれるという。また莫大な財宝見つけることを指示する。 「ソロモンの聖なる書」において新婚の夫婦に悪事をたくらむという。 エノクのデーモンとしては月の霊だという。エノク書(マクリーン翻訳)には 「アシュマダイはムリエルと呼ばれる一つの真実性をもち、これは昼にはボプルス、夜にはウィアと呼ばれる、 土占いの二つの形状にふくまれている」とある。 アエシュマはアエシュマデーヴァAesh-ma-dævaで、ゾロアスターの聖典アヴェスタに記録があるようで、アエシュマAeshmaは「欺瞞的なもの」を指すようだ。 これに従えばアスモデウスのデウスはデーヴァと同義だといえる。 ただし「神」ではなくゾロアスター教での悪魔的な意味を持つ。 関連項目一覧
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