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ゲブ Geb >>関連項目一覧古代エジプト神話の大地の神。シュウとテフヌトの長男。ヌトの兄であり夫。 熱烈に抱き合っていたゲブとヌトをシュウが乱暴に離した結果ヌトが天空、ゲブが大地になった。 ぴったりくっついていたのでヌトが子供を生む空間がなかったという。 引き離す役割にはラーとシュウが関わる伝承もある(ヌト参照) ゲブは愛するヌトと引き離されずっと悲しみ続け、それで地震がおこるとい。う またはゲブの笑いでおこるのが地震だともいう。 ゲブ神は畑の穀物を与え、病気を癒す善なる神だという。 また死者を体の中にとらえ死者の国にいくことをさまたげる神として恐れられてもいた。 髭のはえた男の姿でシュウの足元に横たわった姿で描かれることが多い。 緑色の場合もある。植物がゲブの体から生じたといわれるからだという。 鵞鳥をつれている姿、雄牛の姿で描かれることもあるという。 ヌトとの間に、オシリス、イシス、ネフティス、セトを生んだ。 エジプト代々の王は自らを「ゲブの後継者」と称した。 参考資料 ・世界の神話百科 東洋編 (レイチェル・ストーム著 原書房) 関連項目一覧
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