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カーバンクル carbuncle >>関連項目一覧ヨーロッパ人が16世紀に南米探検にもとづいて作られた物語に登場する想像上の生き物,未確認生物。 額に宝石がついていたという。名前は古フランス語charbocle(炭疽室)、ラテン語carbunculusに由来する 「赤い宝石」を意味する言葉。(炭カーボンと同じ語源 炭、燃えている石炭) 実際にみたという記録はひとつらしい。 司祭マルチン・デル・バルコ・センテネラの著作『アルゼンチン Argentina』 (1602年)のなかで、著者がパラグアイに行ったとき額に貴重な宝石をつけた この生物がいて、それが光るのをみたと述べている。彼らや他の大勢の人が 何年も探したが見つけられなかったという。 直接関係ないが、カーバンクルの語は、はじめルビー、ガーネットなどの赤い宝石を意味したが 赤い発疹や腫れ物なども意味するようになった。14世紀ころから病気に関連されるようになったらしい。 ギリシャ語のcharcoal、ラテン語カルブンケルといわれていた。 この赤い発疹をともなう病気の菌はアンスラックスanthrax(炭疽菌)と呼ばれる。 参考資料 ・ 幻獣辞典 (ホルヘ・ルイス・ボルヘス著 晶文社)幻獣辞典 (晶文社クラシックス) ・ 世界の怪物・神獣事典 (キャロル・ローズ著 原書房) ・ランダムハウス英和大辞典 ・eプログレッシブ英和中辞典 (JapanKnowledge) ・ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY 関連項目一覧
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