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聖エウスタキウスEustachius (英語ユースタスEustace)>>関連項目一覧エウスターキウスとも(ラテン)キリスト教の伝承。守護聖人。 名前はおそらくギリシャ語eustakhos(実りの多いfruitful)に由来するようだ。 118年に殉教したというが実在の人物ではないとの見方がある。しかし何世紀もの間、崇拝されてきた有名な聖者である。 伝説では2世紀のローマのプラシダスという将軍で、チボリの近くで狩りをしている時、角の間に輝く十字架を頂いた 雄鹿の幻をみて、妻、息子とともに洗礼をうけ、キリスト教に改宗し、名前をエウスタキウスに変えたという。 この逸話から狩人の守護聖人とされる。困難な状況に置かれた人々からも祈りを捧げられるという。 改宗後、妻が海賊にさらわれ息子二人が行方不明になり、ある村にひきこもり15年間独りで暮らすが ローマ皇帝トラヤヌスにもとの職務に戻され、その後妻が海賊から解放され、息子が森の中で発見された。 エウスタキウスの軍は快進撃を続けるが、戦勝をローマの神々に感謝しなかったため、ハドリアヌス皇帝により妻子ともども火あぶりの刑にされたという。 祝日は西方教会で9月20日(1969年廃止)、東方教会で11月2日。 参考資料 ・「聖者の事典」エリザベス・ハラム:編 鏡リュウジ/宇佐和通:訳 柏書房 ・ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARY 余談すぎるが某ユースタス屋、ユースタス“キャプテン”キッドは命名の元があるかもしれないが、ユースタス自体の由来はこの通りである。 関連項目一覧
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