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イサク yitschāq , yischāq (英語 アイザック Issac) >>関連項目一覧イサク ユダヤ民族、ユダヤ教の伝承でのイスラエルの族長の一人。名前の意味はヘブライ語で「笑い laughter」。 誕生前後のさまざまな笑いに由来するらしい。 ギリシア語読みだと「イサキオス」 旧約聖書の創世記には、 アブラハムの息子で、エサウおよびヤコブの父。 アブラハムとサラは、神から子授けの約束を聞くが、高齢な自身たちなので苦笑した(17章17、18章12)。 母サラは、イサクを産んで喜び笑った。また高齢出産に対する世間のもの笑いを気にした(21章6)。 アブラハムが息子イサクを縛る、犠牲に捧げようとする物語は重要なようだ。 とくにイサクの「アケダー(縛り)」と呼ぶ。 なぜ神がこのような厳しい試練を与えたかの神学的な理由は現代でも賑やかに議論されているという。 さらにキリスト教徒がイエスのことと重ねる解釈をしたり、 イスラム教徒が、もうひとりの妻の子で長男のイシュマエルがこの犠牲に捧げられそうになった子だという。 (アラブ人こそアブラハムの末裔だという) 『死に至る病』等を書いたキルケゴールは著書『おそれとおののき』で、イサク奉献をめぐり信仰の諸問題について省察している。 (デンマーク人 キリスト教徒 生没1813-1855年) 以下、イサクの生涯と信仰についての章。 「イサク奉献」(22章) 「嫁選び」(24章) 「ゲラル逗留」(26章) 「ヤコブ祝福」(27章) 以下、Isaacの名で知られる人物 アイザック・ニュートン Isaac Newton (生没1642-1727年 イギリス人・キリスト教徒) 科学者・神学者、「最後の錬金術師」。万有引力の法則、光のスペクトルなど科学などで功績を残した。著書『プリンキピア』 アイザック・アシモフ Isaac Asimov (生没1920-1992年 ロシア生まれ ユダヤ人) アメリカのSF小説家・生化学者。SF界の第一人者で、ロボットや宇宙進出を果たした人類の未来史を描いた。 著作「ミクロの決死圏」「わたしはロボット」「銀河帝国の興亡」等。 イサーク・ティツィング(チチング) Isaac Titsingh(生没1744?-1812年 アムステルダム生まれ) 日本の長崎出島商館長[カピタン](安永八年(1779-)、天明元年(1781-)、天明四年(1784?)の三回)等を務めた。中国で乾隆帝にも謁見。 余談だが、アニメ・コミック作品『聖闘士星矢』において、元聖闘士候補生からポセイドンの海闘士・海将軍となった「クラーケンのアイザック」 が知られる。 参考資料 ・日本大百科全書 (執筆者:定形日佐雄 小学館) ・大辞泉(JapanKnowledge) ・eプログレッシブ英和中辞典(JapanKnowledge) ・国史大辞典 関連項目一覧
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