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イスラームの神話・民話 Islam >>関連項目一覧イスラームという言葉は「平和」の意味を持つという。あるいは「神への絶対帰依」の意味だという。 世界のムスリム(イスラーム教徒)の人口は13億人ともいわれている。 地域的にはアフリカから中東、アジアまで文化圏を超えて広がった世界宗教である。もちろん現在は世界中に ムスリムがいる。 *2006年13億3596万人(2008年の図解宗教史の記載) *2003年フランスでのイスラーム人口は約500万人、8%。 *2002年のイスラム研究者が雑誌の記事に書いたものでは12億。 *2000年のNHKの番組では10億。 *1991年の世界宗教辞典(青土社)は6億。 現在、もっともムスリム人口が多いのはインドネシアだがインドネシアはイスラーム教国ではない。 それは憲法にも明文化されている。 イランの項目でも述べたが、イスラームの国であっても、異教徒の存在を認められている。 これは人間社会としては当然ともいえる。インドネシアでもムスリムがクリスという極めて土着の宗教色の 強い短剣を今も身につけている。同じイスラームの国でも、飲酒が認められない国、認められる国もあり、 一言でくくれるものではない。その国の文化・習慣が大きく関わって自然と多様化していくものである。 歴史上、残念なことにキリスト教徒とイスラーム教徒が激しく争ったが、それは宗教によるよりも指導者に 問題があると考える方が正しい。それは現在も同じである。 イスラームが侵略した地域では、税金を多くとる等あったが、服従する者に強制的な改宗を迫ったり、 異教徒だから虐殺するということはなかった(だろう)。 特にキリストはイスラームでも聖人にされており、旧約聖書を信奉する民は「啓典の民」とされる。 イスラームの聖典はクルアーン(コーラン)である。 イスラームの六信五行(信仰すべきものと、行うべき義務) 六信 アッラー(神)、マラーイカ(天使)、キターブ[クトゥフ](啓典)、ルスル(預言者)、アーヒラ(来世)、 カダル(天命) 五行 シャハーダ(信仰告白)、サラート(礼拝)、ザカート(喜捨)、サウム(断食)、 ハッジ[ハッジュ](巡礼) 参考資料 ・世界宗教事典(青土社) ・図解 宗教史(成美堂出版) 関連項目一覧
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