幻想世界神話辞典 〜
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ジークフリート >>関連項目一覧ジーグルトSigurd、ジーフリト、シーフリトSifritとも。ゲルマンの伝承、ニーベルンゲンの歌、ディー・ニーベルンゲン(ニーベルンゲンの人々)などに出てくる英雄。 伝承によって多少、名称や内容には違いがあるが、父ジークムント王、母ジーゲリントの間に生まれた。 ライン河下流ザンテン城が居城。 騎士となる年齢になった時、盛大にその儀式がおこなわれた。 その後彼はクリームヒルトという王女との結婚を望み、求婚に向かう途中、ニーベルンゲンの人々と戦いバルムングという名剣を手に入れる。また小人のアルベリッヒをまかし、タルンカッペという隠れマントを手に入れる。また彼の矢の矢じりは1シュパンネ(約20cm)もあるもので、うちこまれれば誰でも死ぬほかないものだったという。また彼の強弓は彼以外、素手では引き絞れず、弓引き具が必要だったという。他に幅広の投槍、金の角笛を持っていた。 クリームヒルトと結婚するため、グンテルがブルンヒルトと結婚できるよう手助けする。 また、リントウルム、またはウルムという魔物(ゲルマンのドラゴン。翼があるが蛇のように足がないという。リンドワーム参照)を倒し、血を浴びたことで体が角のように硬くなっているが、両肩の間に菩提樹の葉がはりついていたため、そこだけ傷を負ってしまう。のちに、ジークフリートがブルンヒルトをあざむいてグンテルの手助けをしたことが災いし、ジークフリートはこの急所をつかれ命を落とす。 あるいはファーブニル(ファフナー)というドラゴンを倒した。水を飲みにいくところを待ち伏せし、地面の割れ目にひそみ真下から剣を突き刺すというやや卑怯な攻撃をした。 ※日本のスサノヲのヤマタノオロチ退治も酔わせてから斬り殺すというやり方だがこれらは知恵を使った、というのが話しのすじであろう。 同様の物語、アイスランドの「ヴォルスンガ・サガ」の英雄シグルズと同じ役どころである。 関連項目一覧
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