幻想世界神話辞典 〜
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ランスロット launcelot,lanzelet,lanseloet >>関連項目一覧ラーンスロット、ランスロ(フランス語)、ランチロット、ランツェレットLanzelet(ドイツ語)とも。 アロンダイトという剣を持つ。 湖のランスロット du Lake,Lancelot、荷車の騎士 Le Chevalier de la charrete、湖水のランスロット ともいう。 ベンウィックのバン王の息子。アーサー王妃グウィネヴィアの恋人。 王子ランスロットは幼いころ水の妖精、湖の貴婦人ヴィヴィアンにさらわれ、彼女に教育された。 (ヴィヴィアンはアーサー王にエクスカリバーを与えた女性) アーサー王の宮廷にきて、王と、そして 王妃に強い忠誠をもって多くの武勲をたてる。 アーサー王の円卓の騎士の最も優れた一人とされながら、主君の妃との禁断の恋をし、 姦淫の罪のため聖杯の探索に失敗する。 聖杯探索に成功するガラハッドはランスロットの息子。(ガラハッドは、またランスロットの本名だという) ランスロットは王妃を救うため、乗騎を失ったとき、当時の常識では不名誉だったが荷車にのって移動したことがある。 王妃を救ったあと、荷車のことを責められ、 狂ったような状態での3日間放浪したこともある。 英雄譚では、英雄が気が狂ったり、そうして放浪する場面がみられることがある。 アーサー王のもとには必要な騎士だったが、王妃との関係でアーサー王のもとをはなれた。 円卓の騎士であるガウェインの3人の弟をアロンダイトで殺してしまう。 しかし、カムランの戦い(アーサーとモードレッドの最後の戦い)に参加しなかったランスロットは、 その後モードレッドの息子たちを虐殺し、 アーサー王の仇をとった。 ブルターニュ(古名アルモリカ)で生まれたランスロット伝説が1160年頃アーサー王伝説にトロワ(生没1135?-1185?)によって加えられた らしい。 参考資料 ・ ケルト文化事典(大修館書店)ト 関連項目一覧
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