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ルキア(ルシア) Lucia >>関連項目一覧


名前は「光」の意。スウェーデンの物語にでてくるワイルドハント(猟犬と猟主からなる幽霊の群れ)を率いる妖精。
(※ゴブリンと書かれていたがおそらく一般的に妖精といいたい意味と思われる)
または古代の女神で、聖ルキアとしてキリスト教聖人化された。イタリア・シチリア島生まれの聖女ルシアと結びついたのは18世紀だという。

12月13日の聖ルキア祭(聖ルシア祭)は「小さなユール祭」と呼ばれ、太陽の再生を祝う ユール祭の始まり。この旧暦の冬至の日から太陽の輝きが増すことを祝う。 家を掃除し、すべての糸紡ぎと編み物を終えてロウソクを灯す。

家で一番若い娘がルキアの花嫁と呼ばれ、冬を打ち負かす若い女神を演じる。 白いドレスに赤い帯をつけ、太陽をあらわすロウソクの冠をつけ、サンタ・ルチアの歌を歌い、 丸く太陽の形に焼いたケーキを家族に贈る。

冬の混沌を表すトロルや、デーモン(魔物)の仮装をした「星の少年」を伴う。 彼らは光の再生で打ち負かされるという。

 
関連項目一覧
ゲルマン、北欧 【文化地域項目】
トロル 【ゲルマン、北欧:魔物】
キリスト教 【文化地域項目】
聖人 【キリスト教】

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