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チンランホウ 陳鸞鳳 >>関連項目一覧


中国の民話に出てくる豪傑。唐の時代の元和年間、今でいう広東省のある村に住んでいた。

その土地では雷神を信仰し、廟に祀っていた。

ある日照りのひどい年、村でいくら祈っても効果がなかったので、チンランホウは村人を助けようと「供物だけとって役に立たないなら懲らしめてやる」と廟を燃やし、雷を呼ぶという禁忌の食い合わせを行った。

すると、頭上で黒雲が渦を巻きはじめた。思惑通りと、頃合いを計り、愛用の剣を引き抜き、雲に切り付けると怪獣が左足を切られ落ちてきた。

それは全身毛だらけで熊と猪の合いの子のような形で頭に角、背は鳥の糞のように青色に盛り上がっていて、手に石斧を持っていた。

しばらくすると黒雲が垂れ下がり怪獣を包んで飛び去り、大雨が降った。

日本にも立花道雪(戸次鑑連)という武将が雷を斬ったという伝説、刀「雷切」の話がある。

 
関連項目一覧
中国 【文化地域項目】
カミナリキリ(雷切) 【日本:武器:刀】

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