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ムスリム Muslim (ムスラマ モスレム) >>関連項目一覧


ムスラマ、モスレムとも。イスラーム、イスラム教での「イスラム教徒」のこと。 「神に帰依(きえ)・服従した者」「帰依者」「神に絶対的に帰依する者」の意味。
アラビア語の動詞アスラマaslama(「帰依する、服従する」を意味する) から派生した形容詞・名詞。

一部のイスラム教徒では民族名とムスリムが同義になった場合がある。 Muslimani(セルビア・クロアチア語 英語モスレム人Moslem)で、 旧ユーゴスラビアで用いられた独自の民族概念で旧ユーゴスラビア時代の1981年の国勢調査によると、 ムスリム人は同国総人口の8.8%、約200万人(民族帰属は自己申告制)。 その大部分がボスニア・ヘルツェゴビナ共和国に居住。
中国文化圏でも、「回族」(回教=イスラム教)がイスラム教徒と民族の概念が一緒になった例といえる。
中国では他にもムスリムの民族はいる。(ウイグル人など)

ムスリムは6つの信仰対象(六信)を信じ、5ちの行い(五行)を義務づけられている。 またシャリーア(イスラーム法)という宗教法で行動規範が定められている。

*六信
神(アッラー)
天使(マラーイカ)
啓典(キターブ) 最高の啓典はコーラン(クルアーン)
預言者(ナビー)
来世(アーヒラ)
天命(神の予定 カダル)

*五行
信仰告白(シャハーダ)
礼拝(サラート)
喜捨(ザカート)
断食(サウム)
巡礼(ハッシュ)


参考文献
・図解宗教史 (成美堂出版)
・世界宗教事典 (青土社)
・イスラム教の本 (学研)
・日本大百科全書 ([執筆者:中村廣治郎] 小学館)
・大辞泉 (JapanKnowledge)

 
関連項目一覧
イスラーム 【文化地域項目】
天使(マラーイカ) 【大項目】
コーラン(クルアーン) 【イスラーム:聖典】
ザカート 【イスラーム:信仰上の義務】

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