幻想世界神話辞典 文化地域項目大項目リンク集掲示板)辞典TOP

オニキリ 鬼切 おにきり (鬼切丸) >>関連項目一覧


*名称がたびたび変わった刀(髭切,獅子の子,友切)
日本の伝承で、源頼光の四天王の一人、渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門のを切った太刀。 頼光から賜ったもの。

始めは羅生門に棲むという鬼を確かめるために行った時、不意に兜のしころを掴んでくるものがいたので切りつけると、 鬼の腕(鬼の手)が残っていた。鬼は雲の中へ消えた。その後、渡辺綱の伯母に化けて腕を取り戻しに来たが、首を切り落とされ、 天井の煙出しから逃げた。これ以後、この太刀は鬼切丸と呼ばれるようになったという。

屋代本「平家物語」剣巻では一条戻橋で鬼の手を切る場面となっている。

源家重代の名刀で、たびたび名前が変わった。
髭切(ひげきり)→鬼切→獅子の子→友切(ともきり)→髭切

新田義貞が鬼切と鬼丸国綱の二刀で出陣していた時期もあった。

 
関連項目一覧
日本 【文化地域項目】
オニ(鬼) 【日本:魔物】
オニマルクニツナ(鬼丸国綱) 【日本:武器:刀】
武器 【大項目】

●このページのトップへ●


(C) Copyright Masahiro Aibara