幻想世界神話辞典 〜
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ヤツルギ 八剣 やつるぎ >>関連項目一覧八劒(本字)。草薙の剣のこと。転じて、熱田神宮またはその別宮の八剣宮(はっけんぐう)の前身、 八剣神社(やつるぎじんじゃ)をいう。(元明天皇が和銅元年[708年]に創建して宝剣奉納) 他に ・八剣神社 長野県諏訪市で御神渡りの神事を行う。(諏訪神社に準じる摂社*。祭神は八千矛神[大国主命]) ・八剣八幡神社 ご当地ヒーロー・ヤツルギで知られる千葉県木更津市にある。 社伝ではこの里を八劒、里の神を八劒の神といった 人皇第12代景行天皇の40年、 日本武尊が東征の途中、社に留まったという。 などがある。 文献などにみる八剣 『梁塵秘抄』-二・四句神歌「関より東の軍神(中略)熱田にやつるぎ伊勢には多度の宮」 大観本謡曲『源太夫』「威光を四方に顕し給ふは、これ八劒の神徳なり」 浮世草子『男色大鑑』-四・五「二年あまりの心底八劒(ヤツルギ)に命を懸て誓紙たがひに偽りなく」 雑俳・三国志「八剣を戸棚の角へいはひこめ」 能楽の『八剣』 漢の帝が持っている宝剣が夜毎に鳴くので占わせると、日本にある村雲の剣(草薙の剣)と夫婦なので一緒にいられないので 悲しんでいる、というので漢の帝の勅使が剣を盗むため日本にやってくるが日本武尊(やまとたけるのみこと)の神霊に阻まれ 空しく帰る。廃曲。 (漢の高祖劉邦が持っていた剣で赤龍を斬ったという剣なら、ヤマタノオロチと関係のある クサナギノツルギと関連づけもうなづけるかもしれない) *摂社 (せっしゃ) 本社に付属し、その祭神と縁故の深い神を祭った神社。本社と末社との間に位する。 [ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ] 参考文献 ・ 日本国語大辞典 〔精選版〕 1 ・大辞泉 (JapanKnowledge) ・八剣神社(長野県諏訪市 観光協会公式) ・八剣八幡神社(千葉県木更津市) 関連項目一覧
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