幻想世界神話辞典 〜
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スサノオ 建速須佐之男命(記)*、素戔嗚尊(紀)* >>関連項目一覧*(記)は古事記での漢字表記、(紀)は日本書紀での漢字表記。 日本の神話にでてくる神。たけはやすさのおのみこと。たけきはやきすさまじき神ともいわれる。性質は粗暴。 日本書紀ではイザナギ神が天下を治める神を産もうと思う、と白銅鏡(ますみのかがみ)をとった時、 左手でとった時には大日霎尊(おおひるめのみこと)、 右手の時、月弓尊(つくゆみのみこと)が生まれ、首をまわして後ろをみた時うまれたのが 素戔嗚尊であった。素戔嗚尊は性質が物をそこないこわすのを好むので 下にくだして根の国を治めさせたという。 またイザナギが冥界下りから戻り、みそぎをした時(体を洗った時)、左の眼から天照大神、 右の眼から月読尊、鼻から素戔嗚尊が生まれた。 素戔嗚尊は年もたけ、長い髭がのびていた。母について根の国にいきたいと泣き恨んでいたので 望み通りにしろと根の国においやられたという。 また別の記述では性質が悪く常に泣いたり怒ったりして国民が多く死に、青山が枯山になったりしたので 遠い根の国を治めるようにされたとも。 他に根の国へ行く前に姉のアマテラス(天照大神)にあいさつにきて騒動となる物語がある。 悪心がないことを証明したが、その後、田の畦を壊す、姉の部屋に糞をする、神聖な機殿に 馬の皮(フチコマ 天斑馬の皮)をはいで投げ入れ、それに驚いたせいで機織の梭(ひ)で陰上(ほと)を怪我して織女死んでしまう。 怒った天照大神が天の岩戸にとじこもってしまう事件や、ヤマタノオロチ退治など 事件や冒険の物語がある。 これらは日本書紀と古事記などで話が若干違う。 関連項目一覧
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